2021年9月14日放送
日本テレビ「ザ!世界仰天ニュース」という番組でも
取り上げられたサッカーのヘディングによる頭痛。
番組では、中学生のサッカー選手がヘディングすると
頭痛が出る事から脳の精密検査をしたところ
「透明中隔のう胞」がみつかる。脳の透明中隔腔という部分にできた
液体が溜まった袋状のもので、透明中隔腔は胎児期に存在するが、生まれる前にはなくなります。まれに生まれてからも塞がらずそこにのう胞ができてしまう場合もあるようです。基本的に無症状で日常生活に支障はないものですが、のう胞が大きくなると脳を圧迫する危険があるようです。この中学生の場合、繰り返しのヘディングがのう胞に衝撃を与え激しい頭痛の原因になっていたそうです。それ以外にも脳震盪を起こしていた可能性もあったようです。
近年、のう胞の有無にかかわらず成長期の子ども達のサッカーのヘディングによる
脳のダメージについて研究もすすめられています。
実際に懸念されているものとして
認知症、脳震盪、慢性頭痛、慢性外傷性脳症、頚椎捻挫などがあります。
年代別に使用するボールの選択や、
頭への衝撃を軽減するような練習方法、
正しいヘディングをマスターする練習などが必要です。
現在のところ、成長期の子ども達のヘディングというプレーが禁止
ということではありませんし、過剰に恐れることではないようですが、
もしも激しい頭痛が出るようでしたら一度脳の精密検査を受けられることを
お勧めいたします。
げんきの森たるい)
もりた鍼灸接骨院
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